2025.12.26

  • 取り組み

石橋高校野球教室でメディカルチェックを実施しました

栃木県立石橋高校でおこなわれた野球教室にて、(特非)野球医療サポート栃木によるメディカルチェックを実施しました。
友志会グループからは石橋総合病院を中心にリハビリスタッフ13名が参加しました。

石橋高校の野球教室は、「地域の学童野球チームに所属する小学生を対象に、高校生が野球指導を行う取り組み」で、今年で13回目を迎えます。今年は116名の小学生が参加しました。

その傍らで行われるメディカルチェックの大きな目的はOCD(上腕骨小頭離断性骨軟骨炎)と呼ばれる「外側野球肘」の早期発見です。
野球肘は「肘のがん」とも呼ばれ、繰り返しの投球動作によって肘の外側に過度な負荷がかかり、骨や軟骨が剥がれてしまう障害です。投げ過ぎ(オーバーユース)や不適切なフォームが主な原因とされ、進行すると肘の可動域が制限されるなど、野球だけでなく日常生活にも支障をきたすおそれがあります。
OCDのやっかいな点は、痛みなどの自覚症状が出たときには、すでに症状が進行し、手術が必要となるケースがあることです。

それを防ぐため、石橋高校野球教室のメディカルチェックでは、医師がエコーを用いて肘の状態を詳しく確認しています。
今回は、石橋総合病院の非常勤医としてスポーツ外来・肩膝関節外来を担当するとちぎスポーツ整形外科クリニック院長の飯島裕生先生と、薬師寺運動器クリニック院長の伊澤一彦先生が担当しました。

石橋総合病院のスポーツ外来について

また、リハビリスタッフが肘や膝の曲げ伸ばしなどの動作を確認し、運動機能に問題がないかを評価しました。

メディカルチェックには、保護者だけでなく指導者の方々にも立ち会っていただくことができます。身体の状態や日常のケア方法をお伝えするだけでなく、質問にもできる限りお答えするよう努めています。

身体の発達途中にある小学生は、筋骨格のバランスが崩れやすい時期です。また、同じ学年でも体格差が大きいため、同じトレーニングを行うことでケガにつながるケースもケガにつながるケースも少なくありません。そのため、本メディカルチェックでは肘や膝に限らず、野球選手に必要な全身の身体所見を確認しています。

成長期の子どもたちは、本人が気づかないうちに身体へ負担を抱えていることがあります。
だからこそ、医療の立場から定期的に身体の状態を確認すること。正しい知識を伝えることが重要です。
未来ある子どもたち一人ひとりの可能性を守るため、今後も関係団体と連携を深めながら、この活動を継続してまいります。

この記事を書いたのは…

友志会広報 スズキ
2019年より現職。
東京からIターンで栃木に。写真や動画を撮ったり、紙物を作ったり、YouTubeの編集したり、お米を作ったり。