2021.06.24

  • 医療

花の舎病院 ふれあい看護体験

 6月23日(水)リハビリテーション花の舎病院(野木町)で「ふれあい看護体験」が開催され、将来看護師を志す高校生6名が参加してくださいました。
 今年は例年とは異なり、患者さんとの接触を極力減らすなどの感染防止対策を行った上で実施しました。

本物の医療器具に触れてみよう!

参加者は当院の看護師のユニフォームに着替え、血圧計や注射器など医療現場で使う本物の器具類に触れることができます。

2人1組でペアになって、血圧の測定を体験。簡単に見えるけれど実はちょっとしたコツがいるので、当院の看護師が説明しながら測定してみます。

本物のシリンジでコップの水を吸い上げてみます。

病棟の中を見学

病棟見学では、リハビリテーション専門病院ならではの特徴を紹介。

トイレは片麻痺の患者さんに合わせて左右2通りあるんです。

ADL室はキッチン・トイレ・和室等、実際の家屋を模した部屋で、日常生活の訓練をすることができます。
はじめて見るADL室にみなさん興味深々。急性期病院にはない、在宅復帰を目指すリハビリ病院に特徴的な場所です。

明るく広々としたリハビリ室では、看護師がリハビリスタッフや介護士等と多職種連携をしながらリハビリをしている様子を見学しました。

参加者の方からは「こんなにたくさんの人が働いていて驚きました」との声も。

患者さんの気持ちを知ろう

昼休憩をはさんだ後は、車椅子やストレッチャーの体験を実施。患者さんの気持ちになって乗ってもらいます。

「車椅子を押す人にとっては小走りでも、乗っている人にとっては速く感じられて少しこわかった」
「歩く時は気にならないような小さな段差がストレッチャーに乗ると大きな段差に感じた」

など患者さん目線の感想が聞かれました。

看護体験終了後にはオリジナルの修了証を贈呈させていただきました。みなさん、一日お疲れ様でした!

ふれあい看護体験 参加者の感想(抜粋)

  • 看護師の話を聞き、仕事内容や看護に対する姿勢に自分もこうなりたいと思いました。
  • 治癒だけが看護ではないと改めて知ることができました。
  • 患者さんそれぞれが抱えている病気や怪我が異なるのでこれに対応するのは大変だと感じました。
  • 親が看護師でよく話を聞いていましたが、今日の体験は患者側の気持ちも経験することができて沢山学べました。
  • 実際に医療器具に触れたり使用することができ、とても貴重な経験ができました。
  • 今回の体験でさらに看護師になりたい動機が強くなりました